認知的断想/学習を促進する25のヒューリスティックス の変更点 - 井関龍太のページ

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認知的断想/学習を促進する25のヒューリスティックス の変更点

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Annual Review of Psychologyの2010年号には,“The psychology of academic achievement”というタイトルの論文が掲載されています。
この雑誌の2008年号では,Roediger(2008)が[[記憶の一般法則は存在しない>認知的断想/記憶の一般法則は存在しない]]というトピックを提起していましたが,今度の論文はそれに対抗して,&color(darkorchid){''学習を促進する25のヒューリスティックス''};を挙げています(Winne & Nesbit, 2010のTable 1)。

どんな場合にも当てはまる法則はないけれど,このような方法を使えばだいたいは学習を促進できる,という実践的な意味で“ヒューリスティックス”としているのではないかと思います。
このヒューリスティックスには,“ひとつのメディアよりも,視覚,聴覚などを組み合わせた複数のメディアで情報を提示した方がよい”,“分散スケジュールは長期的保持によい”,“注意を逸らすような無関係な材料(教材)は最小限にすべし”などの具体的な方策がその名のとおり25個も挙げられています。

この25のヒューリスティックスについては,以下のリンクからも見ることができます。
また,リンク先のページの“(read more)”をクリックすると,これらのヒューリスティクスの詳細な記述と典拠などを見ることができます。
この25のヒューリスティックスについては,以下の資料を参照することで詳細な記述と典拠などを見ることができます。

[[25 Learning Principles to Guide Pedagogy and the Design of Learning Environments (PDF)>http://www.bgsu.edu/downloads/provost/file47947.pdf]]

Winne & Nesbit(2010)の論文自体は,最近の教授・学習領域の研究を自己調整学習やメタ認知の観点からレヴューしたものです。
個人的には,学級の大きさ(人数)が学業成績に及ぼす効果や宿題を出すことの効果を実証的に検討した研究の紹介を興味深く読みました。

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Roediger, H. L. III (2008). Relativity of remembering: Why the laws of memory vanished. '''Annual Review of Psychology''', ''59'', 225-254. [[[Link to 著者ページ]>http://psych.wustl.edu/memory/publications/#2008]]
Winne, P. H., & Nesbit, J. C. (2010). The psychology of academic achievement. '''Annual Review of Psychology''', ''61'', 653-678.

RIGHT:(2010-01-02)
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